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モルドヴァ・ソヴィエト社会主義共和国国歌

Имнул де Стат ал РСС Молдовенешть

作詞:Емилиан Буков
(エミリアン・ブコフ)
Богдан Истру
(ボガン・イストゥル)

作曲:Штефан Няга
(シュテファン・ネャガ)

モルドヴァSSR国旗・国章

音源

歌詞:(モルドヴァ語(ルーマニア語の方言?))

Молдова Советикэ, плаюл ностру’н флоаре,
Алэтурь де алте републичь сурорь
Пэшеште ымпреунэ ку Русия маре
Спре ал Униуний сенин виитор.

Дойна ынфрэцирий прослэвеште Цара,
Ку ынцелепчуне кондусэ де Партид.
Кауза луй Ленин – каузэ мэряцэ –
О ынфэптуеште попорул стрынс унит.

Славэ ын вякурь, ренэскут пэмынт!
Мунка сэ-ць фие креатор авынт!
Ши комунизмул – цел нестрэмутат –
Ыналцэ-л прин фапте пентру феричиря та!

歌詞:(日本語訳)

ソヴィエト・モルダヴィア、我らの花咲く国

ソヴィエト連邦諸国の側に。

我らは、偉大なるロシアと共に明日へ向かい歩く、

我が連邦の穏やかな未来へ。

 

ドイナの兄弟愛は、我が祖国を称賛する。

その賢明な党の側に。

レーニンの主張 ‐‐ 偉大なる主張

そして今それを、連邦の人民が実行している。

 

栄光あれ!年を掛け作られた、我らの祖国!

五月労働に、君は皆へ勇気を作る!

そして共産主義は、勝利の出口へと、

そして、その行いの証拠に君は立ち上がり幸福へと運ぶ!

 

歌の説明:

ルーマニアから譲り受けた(ロシアが勝手に分割した?)モルドヴァSSRの国歌です。主要言語は、ルーマニア語の方言と見られるモルドヴァ語ですが、ルーマニア語の文法や単語が違うところもあり、又、ロシア語やウクライナ語の話者も少なくはありません。隣国のルーマニアもブルガリアやポーランドと同じように、社会主義政権が発足しましたが1991年のモルドヴァ独立により社会主義政権反対派が、デモを起こしルーマニアのソシアリズムはブッ潰ぶれました。しかしそのような混乱の中、自らモルドヴァから独立し、自称「沿ドニエステル・ソヴィエト社会主義共和国」が発足しました。現在も続いてる国家であり、国連加盟国から非公認の国家です。名前が「沿ドニエステル」というのは、ドニエステル川に沿っているから仕方がないのです。国旗はモルドヴァSSR時代の国旗としていますが、民間用の国旗は「槌と鎌」を外したのが使われます。国章は、モルドヴァSSR時代のを少し変えたヴァージョンで、国名がそれぞれモルドヴァ語、ウクライナ語、ロシア語で表示されています。三選は禁止で、大統領は選挙により決まりますがナントカ一家による、独裁体制だそうです。国歌は、ボリス・アレクサンドロフが作曲した「万歳我が祖国」のメロディーが使われており、歌詞は2番までです(違う歌詞ですが)。本当は、モルドヴァSSRの国歌を解説するはずが、なぜかドニエステル共和国のことを紹介してしまいました。あそこには、行かない方がいいと思います...

出展:

音源はCD"National Anthems of the USSR and Union Republics"を参照したとのこと。モルドヴァ語歌詞は、Wikipediaを参照にして執筆したもの。日本語訳は、英語版歌詞を翻訳したものです。

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